日本版 ナースプラクティショナーになるために

看護師「特定能力認証制度」 臨床にいる医療者も聞きなれない言葉だと思います。試行事業として開始されているこの制度への参加を目指し、日々の勉強や思ったことを書いていきたいと思います。
Posted by Takashi

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by Takashi   0 comments   0 trackback

救急医療における終末期医療に関する提言

みなさん、2007年に日本救急医学会から提出された
「救急医療における終末期医療に関する提言」をご存じですか? 
救急領域における終末期は、たとえば慢性疾患のそれとは大きく異なります。

昨日まで元気だった人の命が突然に終わる。残された方は何が何だか分からずに、
気がつけば大切な人がいなくなる。あまりのスピード感に翻弄され、
受容することは困難です。


医療スタッフは救命を最優先に対応しますが、治療の過程で限界が見えてくる
場合があります。

例えば、致死的不整脈、心停止で搬送された患者さんにPCPSをつなぎIABPを
留置し、CHDFをまわす。脳保護のために低体温療法を導入し、各種昇圧剤、
抗不整脈薬を使用、モニタリングのためにスワンガンツやAラインなどを
留置する。

PCPS(経皮的補助人工心肺)のFlowをかせぐため、輸血、輸液を大量に使用する。


治療の過程で、身体はむくみ、元気な頃のイメージとはかけ離れていきます。
心臓が動いてくれることを期待して各種のデータを確認するが、しかし心臓は動かない。

このとき、どんどんイメージが変わる患者さんの身体を見ながら、安らかな最期とは
反対の介入をしている自分たちに戸惑います。

「救急医療における終末期医療に関する提言」は、どんなに手を尽くしても救命できない
ことが明らかであるが、まだ死は迎えていない患者さんに、どう介入するか、その道筋が
示されています。

積極的に死を早めるであろう内容まで含まれてるため、個人的には大きな衝撃を受けました。

ポイントは、患者自身と家族が納得のいく選択ができるよう、十分な情報を提供し
意向を最大限にくみとることなのでしょう。言葉にすれば、当り前のことですが
これが十分にできているといえる、施設はどれだけあるのでしょうか?

医療者が良いと思う最後でなく、患者自身や家族がベストだと思う最後が迎えられるよう
この提言が活用されてほしいと、いろいろな最期を見てきて強く思っています。

私自身もその中で、「看護師としてできることは何か」と考え続けていきたいと思います。
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://geji0202.blog.fc2.com/tb.php/3-891842b4
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。